1.位置と地質


細江町は、浜名湖の北東岸に位置し、浜名湖に注ぐ都田川の中・下流域が町の中心部を占める。
地質学的には中央構造線の外帯にあたる秩父中・古生層に属し、石灰岩・輝緑凝灰岩・チャートなどが広く分布し、小規模な層状マンガン鉱床が分布する。
北側に隣接する引佐町にはレンズ状を為す石灰岩塊がみられ、観光鍾乳洞の竜ヶ岩洞や栃窪鉱山・白岩鉱山(廃鉱)といった石灰岩の採石場が所在する。
今回、マンガン廃坑が確認された小野地区は都田川の支流である神宮寺川の西岸丘陵地帯にあり、引佐町との境界の南に隣接した位置にある。
小野地区に限ってみれば、秩父中・古生層に属する井伊谷層の分布地域にあたり、チャートをはじめ泥岩・粘板岩などの水成堆積岩がみられる。
また、マンガン廃鉱にみられるチャートは層状を為し、数センチの層で数ミリの泥質層との互層となっている。
地層の走向はN80°Eで、ほぼ垂直を為している。
 

層状チャートの露頭

廃坑付近にみられる層状チャート


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