ロ、調査坑道の概要

小野のマンガン廃坑は7ヶ所の坑道から成り、坑口の多くは南向きに開口する。
最も底位の第1坑道(本坑)は、2本の支洞を持ち比較的平面的な構造を為すが、
上位の第2坑道は上下左右に支洞が延び、複雑な迷路構造となっている。

第2坑道は第1坑道と連結し、第4坑道は上位にある第6及び第7坑道と連結する。
また、試掘坑と思われる短い坑道が2本あり、地下水がプール状に溜まったものもある。

坑道の一部に脆い岩盤が認められるが、各坑道とも洞壁や天井部の岩盤は比較的安定している。
複雑に分岐する支洞もあり迷いやすいので、調査時のルート確認には注意が必要である。

今回の調査で確認した坑道は、以下である。

調査対象の坑道リスト 単位:m

NO 坑道名 坑口数 洞穴型 総延長 高低差 備  考
第1坑道
 (本坑)
1 横穴 234.5 7.1 第2坑道と連結。二次生成物
(流れ石・つらら石)あり。
第2坑道低部からの最大高低
差は、22.3m。
第2坑道 1 横穴
一部斜洞
102.5 15.1 斜洞で上下坑道が連結し、
複雑に分岐する支洞を有する。
入洞注意。未測量部分を含めた
最終延長は250m以上に。
第3坑道 1 横穴 11.7 2.5 クランク形の最も短い坑道。
最奥部に滞留水あり。
第4坑道 1 横穴 105.7 4.9 第6・第7坑道と斜洞で連結。
湧水。二次生成物あり。
第5坑道 1 横穴 41.3 3.7 火薬保管庫跡あり。
奥部は、人為的に土石で閉鎖。
第6坑道 2 横穴
一部斜洞
47.3 10.4 第4坑道と斜洞で連結。
二次生成物(カーテン・つらら石)
第7坑道 2 横穴
一部斜洞
30.6 7.4 第4坑道と斜洞で連結。
一部坑道跡がプール。
  *第4・第5・第7坑道は連結し、総延長は183.6m、最大高低差は10.4mである。


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