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竜ヶ岩洞の石灰岩

秩父中古生層(秩父帯)

   竜ヶ岩洞をとりまく石灰岩は、およそ2億5千万年前の古生代ぺルム紀から
   中生代三畳紀の境あたりの岩石で、秩父中古生層と呼ばれる地層に属します。


秩父中古生層の分布図
秩父帯の分布


この秩父層の中に、古生代ぺルム紀の紡錘虫(フズリナ)を含む石灰岩がありますが、
近年この秩父層に中生代ジュラ紀の放散虫の化石が発見されました。
この事から、他の地域で形成された古生代の石灰岩が中生代の地層と混ざり合いながら、
この場所まで運ばれて来たものと考えられています。
 (これを異時代異地性岩体メランジといいます)

<用語の説明>
紡錘虫(ぼうすいちゅう)
「原生動物肉質虫綱有孔虫目」
古生代石炭紀からぺルム紀末にかけて生息 した示準化石。フズリナともいう。


放散虫(ほうさんちゅう)
「原生動物肉質綱放散虫目」
海洋性プランクト
ンの総称。

引佐町の石灰岩
周辺の秩父層

特徴として、石灰岩やチャート・粘板岩など堆積岩の他に、
火砕岩である輝緑凝灰岩や蛇紋岩・斑レイ岩などが見られます。
また、変成作用を受け結晶化しているため化石に乏しく、石灰岩層は
他の岩層と連続性のないレンズ状の状態で存在しています。

レンズ状の石灰岩体

他の場所で作られた石灰岩が、
この地域までどのようにして運ばれて来たのか?


プレートテクトニクス


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